岡山県倉敷の「丸五」

大正大学で発行している『地域人』。72号に掲載されている地下足袋メーカー「丸五」ののこぎり屋根がすごいんです。

撮影:やまさきのりこ


創業は1919年(大正8)。岡山駅から快速マリンライナーに乗って15分で茶屋町駅に着きます。駅前に見える広大なのこぎり屋根。少し前までは敷地全体がのこぎり屋根がだったそうですが、創業100年を機に一部建て替え、それでもこの景色!

撮影:やまさきのりこ


もともと座敷足袋をつくっていた藤木伊太郎さんが、足袋に人力車の古タイヤを加工して縫い付けたのが地下足袋のルーツといわれています。それはそれは使い勝手がよくて、野良仕事に大工仕事、海女や飛脚の足を守り、大地を踏みしめる感覚が重宝されました。

撮影:やまさきのりこ


それから100年。足袋を履くことが少なくなった私たちは、もともと人間が持っていた足の機能をどんどん手放した。外反母趾や土踏まずがなくなるようなことにもなってきた。その足の機能復活を掲げて足袋型シューズをメイドイン倉敷でつくっているのが「丸五」です。

撮影:やまさきのりこ


数年前のNHK大河ドラマ『いだてん』で金栗四三役の六代目中村勘九郎の履いた播磨屋足袋のマラソンシューズは、この丸五本社工場で復刻されたものです。

撮影:やまさきのりこ

ぜひ雑誌も読んでください! 
地域人72号https://chiikijin.chikouken.org/chiikijin/%e3%80%8c%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e4%ba%ba%e3%80%8d%e7%ac%ac72%e5%8f%b7

撮影:加藤晋平

株式会社丸五 https://www.marugo.ne.jp/

撮影:やまさきのりこ

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