フランス、サン・テチエンヌのリボン織機

長崎総合科学大学で建築学を教える山田由香里さんから、 フランスのサン・テチエンヌ 博物館を訪れたときの写真とレポートが届きました!


2012年にフランスのサン・テチエンヌに行ったときに産業芸術博物館でリボン織機の展示を見ました。そのときに撮った展示の写真です。

サン・テチエンヌは、水力と石炭に恵まれた町で、それを動力にしてリボンと猟銃と自転車の一大産地でした。16世紀からフランス王侯貴族のファッションや文化を支えていた町です。

19世紀にリボンと猟銃が斜陽になると、自転車を産業として興し、ツール・ド・フランスに代表される高速自転車を作ります。

マニュフランス社というヨーロッパ初のカタログ通販会社が1887年に設立された場所でもあります。目玉商品は、猟銃、自転車、ミシン、タイプライターでした。他にあらゆる生活用品を扱っていました。ヨーロッパ内だけでなく、世界中に飛び出したフランス人宣教師たちの生活も支えていました。

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森まゆみ 「のこぎり屋根の工場で見つかった文明開化のリボン」 (『考える人』2017年冬号)

2017年2月発売『考える人』59号(新潮社刊)に森まゆみさんの執筆する「『のこぎり屋根』の工場で見つかった文明開化のリボン」が掲載された。新潮社から許可をいただき、全文をご紹介します。

特別企画 「のこぎり屋根」の工場で見つかった文明開化のリボン 文:森まゆみ 撮影: 菅野健児 協力:山﨑範子、谷中のこ屋根会

東京下谷・本郷に広大な土地を持っていた実業家・九代目渡辺治右衛門の四男、渡辺四郎が、明治の終わり頃から大正にかけて谷中で営んでいた「千代田リボン製織」。その工場の解体にあたり、四郎が欧米で集めてきた華麗なリボンと、東洋一をめざした国産リボンの「見本帳」が見つかった。明治大正期の日本の欧化の歩みを示す貴重な資料でもある谷中のリボンと渡辺四郎について、谷中・根津・千駄木の歴史と今を書き続けてきた森まゆみさんが解説する。 

7.昭和18年11月「公私境界査定願」と図面、および昭和19年2月「土地返還承諾書」

昭和2年より東京市から借りている土地の一部に交番(谷中派出所)ができることになった。借りている土地と市有地の境界を査定し、交番用地として一部返還している。

この時つくられた「谷中初音町巡査派出所」は1990年頃まであり、その後、三崎坂に面した千代紙の「いせ辰」並びに移った。跡地は花壇となり地図の掲示板がある。

6.昭和2年(9月)市有地借地ニ関スル書類(認定外道路敷占用願)

リボン工場の表通り(本郷区との区境)は東京市の所有する市道になっている。工場に接した道路の敷地、24坪4号7勺をリボン工場建設用として東京市より借りている。占用期間は1年、毎年の更新書類が残されている。