2018-01-29(月) 「国産リボン発祥の地」プレート除幕式

2013年(平成25)まで、谷中よみせ通り沿いにあった「のこぎり屋根工場」は、1894年(明治27)築の日本で初めて機械式西洋リボンを織った工場であることが分かりました。

そんな明治の産業を伝えるアーカイブプレートを製作、跡地を開発した伊藤忠商事株式会社に寄贈し、のこぎり屋根工場跡に建つマンション入口の植え込みに設置します。

設置作業後にささやかな除幕式を行います。どうぞお立ち寄りください。

日 時:2018年(平成30)1月29日(月曜日)
    午前8:30~ アーカイブプレート設置作業
    午前10:00~ 除幕式(この場所で織られたリボンでテープカット!)
    *ご来場の方(先着50名程度)に、谷中で織られたリボンをお分けします。

場 所:台東区谷中3-7-9 のこぎり屋根工場跡地
    (現・レジディア千駄木/マルエツプチ谷中3丁目店前)

問合せ:谷中のこ屋根会 nokoyane@yanesen.com
    080-6670-0142 (谷根千工房/山﨑範子) 

企画製作:谷中のこ屋根会
協力:伊藤忠商事株式会社、谷中の暮らしと街並みを守る会

東京家政大学博物館 特別企画展 「辰五郎と滋の見た明治の衣生活大転換」

東京家政大学博物館特別企画展 「辰五郎と滋の見た明治の衣生活大転換」
2017年10月19日~11月24日
https://www.tokyo-kasei.ac.jp/hakubutu/tabid/2908

谷中ののこぎり屋根工場から見つかったリボンの見本帳が参考展示されています。

オランダ南部の小さな町、Bergeijkに建つDe Ploeg Bergeijk

世界ののこぎり屋根
京都工芸繊維大学 助教 笠原一人氏 FaceBookより許可を得て転載

先日のオランダ滞在の終盤、オランダ南部のベルギーとの国境近くの小さな町、Bergeijkに建つDe Ploeg Bergeijkを見学。G.Th.リートフェルトの設計により1959年に竣工したもので、リートフェルトの作品としては唯一の工場建築です。当時はカーテンや家具の布地など織物工場でしたが、diederendirrix architectenの設計で2016年に改修され、現在は展覧会場を併設した内装業の工場とそのオフィスして使われています。

内部では、Y字型の柱と6分の1円程度のヴォールトを組み合わせた鉄筋コンクリートのフレームが均等に建ち並び、心地よいリズムを生み出しています。また外壁が斜めにズラされて、複数の細長いボリュームを組み合わせたようにデザインされています。戦前のデ・ステイル時代のシュレーダー邸(世界遺産)などとは異なり、ボリュームを組み合わせる、戦後のリートフェルトの特徴が出ています。

この建物は、国の文化財(Rijksmonument)に指定されているため、改修には慎重を要したようです。外観はほぼ変わっておらず、内部でも、新たに壁が挿入されて部屋が造られて細分化されていますが、ヴォールト屋根や柱のリズムが読み取れるように、そして内部が天井からの自然光で満たされるように工夫されています。自律性の高いリートフェルトの作品の価値を尊重した、いい改修です。

今年は、オランダのデザインや建築、美術の運動体、デ・ステイルの設立から100周年の記念の年です。オランダの各地でデ・ステイルに関連する展覧会が開催されていますが、このDe Ploeg Bergeijkも会場の一つになっています。リートフェルトにインスパイアされたデザイナーの家具やオブジェの展覧会が開催されていました。

クラクフののこぎり屋根

のこぎり屋根のタレコミをいただきました!

旅行でポーランドのクラクフに行ったのですが、そこで活躍しているのこぎり屋根を見つけました。中心部から橋を渡った再開発地区、「シンドラーのリスト」のシンドラーさんの工場跡の前に建つ「クラクフ現代美術館」です。

クラクフ現代美術館 https://en.mocak.plレンガ造りの建物をガラスで覆っていますが、形はのこぎり屋根のままです。ロゴマークものこぎり屋根。案内板ものこぎり屋根です。単に建物を使っているだけでなく、全般にのこぎり屋根愛を感じます。残念ながらのんびり歩いて行ったら入場時限に間に合わなくなって展示場には入れなかったのですが、ロビーや中庭、図書館などはぶらぶらできました。ちなみに、隣にものこぎり屋根が残っており、一部はレストランとワインショップになっています。(ワイン屋ではおすすめの地元ワインを買いました)

というわけで、世界ののこぎり屋根レポートでした。
しま