今年3月、東京家政大学博物館(板橋区)に収蔵された「谷中リボン・渡辺四郎コレクション」に対して、「産業遺産学会 推薦産業遺産 113号」の認定を受けました。
以下が全文です。
Japan Industrial Archaeology Society
産業遺産学会 推薦産業遺産 第113号・谷中リボン・渡辺四郎コレクション・東京家政大学博物館殿
初の国産リボンにかかわった渡辺四郎が収集した技術図書・リボン見本帳は最大規模の個人コレクションと推定されることを高く評価し産業遺産学会推薦産業遺産に認定する
2021年5月10日 産業遺産学会
会長 天野武弘
谷中のこ屋根会は、谷中ののこぎり屋根およびリボン資料についての調査を、産業遺産学会(旧産業考古学会)に論文にして提出するところから始めました。
有志5人(権上かおる、菊池京子、真鍋雅信、吉田喜一、山﨑範子)による論文「欧化主義の中心地、東京の明治のリボン産業」は『産業考古学 第153号』(2016年3月)に掲載されました。
「谷中リボン・渡辺四郎コレクション」が多くの方の目に触れ、東京家政大学博物館に収蔵されるに至った端緒は、生まれて初めての論文執筆という難行から始まったように思います。
産業遺産学会 http://sangyo-koukogaku.net/index.html