谷中のリボン産業関連資料調査

1.はじめに

2013(平25)年9月、東京都台東区谷中で北側に窓を持つ5連の鋸屋根工場が解体された。解体時は印刷会社が使っていたが、1894(明27)年、または1910(明43)年から、リボン工場として紳士用の帽子や女性のドレスにあしらう絹のリボンを製造していた。町のランドマークであった鋸屋根工場の解体を惜しむ声に推されて、谷中のこ屋根会が結成され、建物の一部を譲り受けて、現在は澁澤倉庫のご厚意で保管、地元での活用を模索中である。

工場脇にあった小屋の古い書棚からは、洋書を中心とした1900年前後の繊維産業関係の文献資料が多数発見された。今回は、この文献の全体像を把握するために作成した文献目録の概要について報告する。

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2015-05-23 東京台東区谷中の細幅織物 (リボン)資料調査 -産業考古学会第39回研究発表会-

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