2018年年2月16日、桐生にある群馬県繊維工業試験場に谷中ののこぎり屋根に残されていた織物・リボン資料をお預けして、まもなく1年です。
現在、専門家の手により、見本帳に貼られたリボンの分析・研究が行われています。その途中経過として、見本帳の中から約120点のリボンが桐生で特別公開されることになりました。
今回は、専門家に向けての内覧会ですが、「谷中のこ屋根会」からの紹介といっていただければ、特別に入場ができるそうですので、この時期に桐生に行かれる方は、お申し込み、お問合せの上ご来場ください。
また、今後一般向けの内覧会の予定もあるそうです。
日時:2019年1月24日(木)15:30~17:00、1月25日(金)14:00~16:00
会場:群馬県繊維工業試験場(2Fオープンイノベーションホール)
群馬県桐生市相生町5-46-1 http://www.pref.gunma.jp/07/p20210013.html
お申込み/お問合せ:企業連携係(久保川、斎藤)
TEL:0277‐52‐9950 FAX:0277‐52‐3890
主催:群馬県繊維工業試験場 協力/谷中のこ屋根会 監修/新井正直(染織史家)
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「東京・谷中のリボン工場に残された見本帳 特別内覧会」を開催します(繊維工業試験場)
明治27年(1884)に、東京・谷中に設立された日本初のリボン工場・岩橋リボン製織所(千代田リボン製織所に社名変更)は、東洋一のリボン工場と言われましたが、昭和41年(1966)にその幕を閉じ、再開発のために解体されました。同工場の草創期には、足利(小俣)出身者が工場長となり、織子や染色の職人等として多くの両毛地域の人々がリボン作りを支えました。
今回、同工場が解体される際、戸棚の奥に保存されていた貴重な見本帳や書籍が発見され、現在、調査を進めています。今回は、同工場で発見された貴重な見本帳の中から収集品を中心に約120点を特別公開します。
※なお、この見本帳や書籍は、東京・谷中で地域作り活動を進める「谷中のこやね会」が管理・保存しています。