No.16 見本帳 壱 参考品 -「谷中と,リボンと、ある男」展 ~のこぎり屋根で発見‼ 渡辺四郎コレクション~

書名:見本帳 壱 参考品
言語:日本語 形態:30/21
備考:手製? 形態:蛇腹織り
備考:ヨーロッパのコレクション

渡辺四郎のコレクションに多く見られるヨーロッパ諸国の装飾リボン(右)。観光土産用に売られていたものか。ゴダイヴァ夫人(LadyGodiva、990 年頃 – 1067 年 9 月 10 日?)とピーピング・トム(PeepingTom)の装飾リボン。

ゴディバ夫人は、11 世紀イングランドの女性。マーシア伯レオフリックの夫人で、自身も後に領主となった。夫レオフリックの圧政を諌めるためコヴェントリーの街を裸で行進したという有名な伝説が残っている。偽物といわれるイングルフの年代記によれば、ゴダイヴァは「美しいかぎりの、聖い心もちの女性」であった。

馬に跨った裸婦は、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために、自らを犠牲にした誇り高き女性という言い伝えに由来しているのが、1926 年にベルギーで生まれたチョコレート「ゴディバ」でもある。リボンの上に織られたピーピング・トム(Peeping Tom)は、英語の俗語で、覗き魔のこと。ゴダイヴァ夫人の裸身を覗き見た上記の男の名に由来する。日本語では「出歯亀」(でばがめ)に相当する。

アイルランド民謡 「The Last Rose ofSummer 夏の名残の薔薇」の楽譜と歌詞が織り込まれた栞(左)。この『夏の名残の薔薇(バラ)』は、日本の唱歌『庭の千草』の原詩にあたる。アイルランドの国民的詩人 Thomas Mooreトマスムーア(1779-1852)による詩を、SirJohn Stevenson ジョン・スティーブンソン(1761-1833)が作曲した。

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